あかし玉子焼(明石焼き)が「B-1」ゲスト出場 富士宮やきそば、津ぎょうざ…全国のB級グルメと4年ぶり再戦

B-1グランプリの成功を祈願するあかし玉子焼ひろめ隊のメンバーら=明石市魚住町中尾

 ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」の東海・北陸大会(18、19日、三重県四日市市)が開かれるのを前に、ゲスト団体として出展する「あかし玉子焼ひろめ隊」が15日夜、兵庫県明石市魚住町中尾の住吉神社で成功祈願式を開いた。隊員約20人が拝殿に集まり、「三重の地で、明石の名と魅力を全力で広めてくる」と一致団結した。(谷川直生)

 同グランプリは2019年に県立明石公園で全国大会が開かれて以来、4年ぶりの開催となる。今大会は当初20年の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。

 今大会には「四日市とんてき」(四日市市)や「津ぎょうざ」(津市)、「富士宮やきそば」(静岡県富士宮市)などをPRする東海・北陸地方の15団体がブースを出し、来場者の投票で順位を決める。ひろめ隊は、過去の大会でゴールドグランプリに輝いたゲストとして玉子焼き(明石焼き)を販売する。

 祈願式には、隊員がタコの吸盤がデザインされたおそろいの赤のつなぎ姿で集合。神職が祈祷(きとう)し、祝詞を上げるなどした。

 古志利宗(こしとしむね)隊長(48)は「今回はゲストの立場だが、B-1が盛り上がればうれしい。それに、三重から明石までは車で3時間かからない。『大阪観光ついでに明石にも来てよ』とPRし、ファンを増やしたい」と話した。

■購入者に配る箸袋のイラスト、二見中の生徒ら描く

 「B-1グランプリ」で明石市の魅力をPRするため、二見中(同市二見町西二見)の生徒らが、購入者に配る箸袋に明石焼きやタコ、市立天文科学館などのイラストを描いた。

 あかし玉子焼ひろめ隊が同校と明石商業高(同市魚住町長坂寺)に依頼し、二見中では全校生徒で400枚を作った。タコの表情を大きく描いたユニークな絵や、明石城の櫓(やぐら)をリアルに描いた一枚など、個性的な箸袋で来場者を楽しませる狙いだ。

 タコや明石海峡大橋などを描いた3年の女子生徒(14)は「明石の魅力の一つ、おいしいタコを味わいながら絵も見てほしい」と話した。

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