ホロライブが「二次創作ゲーム」ガイドラインを新設…“ファンメイド”ゲームの規ブランド立ち上げ、愛されるIP目指す

VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバー株式会社は15日、二次創作に関するガイドラインを改訂し、新たに「二次創作ゲームに関するガイドライン」を追加したと発表した。これに伴い、二次創作ゲーム向けのゲームブランド「holo Indie」を立ち上げたことも明かした。

「二次創作ゲームに関するガイドライン」は二次創作ゲームクリエイターの継続的な活動をサポートするための還元エコシステムの提供と、より多くのファンの皆様に多種多様な二次創作ゲームを届ける機会の創出を目的に制定された。

具体的には、本ガイドラインをもって二次創作ゲームの有償配布を可能とし、その収益の一部をクリエイターに還元する仕組みを構築する。これにより、の取り組みにより、二次創作ゲームクリエイターによる継続的活動のサポートを実現するという。

加えて、二次創作ゲームの制作・販売を支援するための「ゲームクリエイター・サポートプログラム」の一環として、ゲームプラットフォームのSteamを通じた新ブランド「holo Indie」を立ち上げた。第1弾タイトルとして「ホロパレード」の配信が決定しており、2023年12月1日にSteamでリリースされる予定となっている。

本作はゲームデベロッパーの「ろぼくろ」氏が制作した、ホロライブプロダクション所属のVTuberやマスコットキャラクターを題材とした2Dタワーディフェンスゲーム。ろぼくろ氏は本発表に際して「プログラミング含め基本的に一人でコツコツ制作しました。ファンとして、クリエイターとして、愛情を込めて全力で制作しましたので是非楽しんで頂ければと思います。」とコメントを寄せている。

こうしたファンメイドによる二次創作ゲームは複数存在しており、IPとしてのホロライブの強さに加え、ガイドライン策定といったカバー側の比較的寛容な対応方針がクリエイターエコノミーを加速することに期待される。

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