アカデミーから17年在籍、大宮生え抜きのMF大山啓輔が契約満了「もっともっと力になりたかった」

ジュニアから17年大宮でプレーした大山啓輔[写真:©︎J.LEAGUE]

大宮アルディージャは17日、MF大山啓輔(28)との契約満了を発表した。

大山は大宮アルディージャジュニアの1期生。ジュニアユース、ユースと大宮で育ち、2012年に2種登録。2014年から正式にトップチームに昇格した。

大宮の生き字引でもあった斉藤雅人氏がつけた「15」を背負いプロの世界に入ると、徐々に出場時間を伸ばしていくことに。精度の高いキックなどを武器に中盤でプレーした。

レギュラー定着の期間は長くはなく、毎年のように加わる中盤の選手とのポジション争いもある中、今シーズンも明治安田生命J2リーグで20試合に出場。ただ、先発はわずか4試合と寂しい結果になり、契約満了となった。

大宮のみでのキャリアとなり、J1通算35試合、J2通算152試合2得点。リーグカップで12試合1得点、天皇杯で15試合1得点を記録していた。

アカデミー時代から17年間も在籍した大宮を離れる大山はクラブを通じてコメントしている。

「この度、契約満了に伴いチームを離れることになりました。アカデミーで7年、トップチームで10年、計17年という長い間、クラブには本当にお世話になりました」

「大宮でもっともっと力になりたかったですが、自分の力不足でこのような形になってしまったことがとても残念でなりません」

「また、このような成績でチームを去らなければならないこと、自分を育ててくださったコーチングスタッフや、最後まで応援してくださったファン・サポーターの皆様の期待に応えるような成長や結果を残せなかったこと、非常に申し訳なく感じています」

「しかし、どんな時もサポートしてくださったクラブ関係者、応援してくださった皆様のおかげで、最後の最後まで大宮を想い、愛し続けながらプレーすることが出来ました。これはサッカー選手としてとても幸せなことだと思っています。本当に感謝しています」

「まだいくつかクラブイベントが残っていますが、皆様に直接感謝を伝えられる場が限られてしまったことを、お許しください。今後のことはまだ何も決まっていませんが、次に皆様のお目にかかる時には、少しでも成長した姿をお見せできるよう精進して参りたいと思います」

「応援してくださった皆様のことは、一生忘れません。長い間、本当にありがとうございました」

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