ジャック・アントノフ、Apple TV+新シリーズ『ニュールック』サントラをプロデュースへ ラナ・デル・レイ/ニック・ケイヴら参加

【グラミー賞】受賞経験を持つジャック・アントノフが、Apple TV+で配信予定の新シリーズ『ニュールック』のサウンドトラックをプロデュースすることが発表された。自身のバンド、ブリーチャーズをはじめ、ラナ・デル・レイ、フローレンス・ウェルチ、The 1975のマシュー・ヒーリー、ビーバドゥービー、ニック・ケイヴ、パフューム・ジーニアスなどがカバーする20世紀初期から中期の楽曲が収録される。

現地時間2023年11月15日にこのプロジェクトを発表したAppleは、アントノフが実話にインスパイアされた全10話のシリーズの“没入感があり現代的な”サウンドトラックを監修することを明らかにした。この歴史ドラマは、【エミー賞】受賞者のベン・メンデルソーンがデザイナーのクリスチャン・ディオール、彼のナチス時代のライバル・デザイナー、ココ・シャネルを【アカデミー賞】受賞者のジュリエット・ビノシュが演じる。

仏パリで撮影されたこのシリーズは、ディオールとシャネル、そして同時代のデザイナーたちに焦点を当てた作品で、“第二次世界大戦の恐怖を乗り越え、現代ファッションを立ち上げる”様子がに描かれる。メイジー・ウィリアムズ、ジョン・マルコヴィッチ、エミリー・モーティマーもキャストに名を連ねている。

番組詳細によると、「第二次世界大戦のナチス占領下のパリを舞台にした“ニュールック”は、フランスの街がファッション・アイコンのクリスチャン・ディオールを通して、世界を再び活気づかせた20世紀の極めて重要な瞬間に焦点を当てている。ディオールがその画期的で象徴的な美と影響力で名声を得るにつれ、シャネルの世界で最も有名なファッション・デザイナーの座が危ぶまれる。シャネルからピエール・バルマン、クリストバル・バレンシアガなど、ディオールとともに時代を生きた同志やライバルたちの驚くべき物語が織り込まれ、ハウス・オブ・ディオールとのコラボレーションを通じて、クリスチャン・ディオールのアトリエ、デザイン、服飾作りに迫る」そうだ。

この新シリーズは、Apple TV+で現地時間2024年2月14日に最初の3つのエピソードが配信され、その後4月3日まで毎週水曜日に新しいエピソードが公開される。

現時点では、アントノフがプロデュースしたサウンドトラックのトラックリストはまだ発表されていない。アントノフは、1960年代と1970年代のカバーがフィーチャーされた2022年の映画『ミニオンズ フィーバー』のサウンドトラックも担当した。

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