古江彩佳は“気持ち悪さ”振り払うバーディ締め「いい状態ではなかった分…」

3アンダー「69」で22位スタート(撮影/村上航)

◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 初日(16日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6556yd(パー72)

最終18番、古江彩佳はセカンドを打った瞬間に悔しさがあふれた。右奥のピンを攻めきれず同じサイドのグリーンエッジへ。「しっかりしたドローがない分、ちょっと気持ち悪さはあるのかな」と振り返ったモヤモヤも、直後にパターで6m強を沈めてバーディにしたから少しは晴れる。

出だし2連続バーディ発進。アゲンストの風が吹き続ける序盤が獲れたことで「これは行かなきゃいけない」とスイッチが入った。7番でも上から4mほどを決めきってバーディ。順調にスコアを伸ばしていたが、折り返しの9番で最初のボギーを喫した。

納得の行かないショットがあっても(撮影/村上航)

フェアウェイ中央からのセカンドは手前のバンカーが気になり、右へプッシュ。左サイドのピンまで上って下る厄介なラインを残した。バーディトライも「ショートしたくないって思いで“カツーン”と入って打っちゃった」。大きくオーバーしてスコアを落とした。

後半12番(パー3)のボギーも、ショットのミスからグリーン上に負担がかかった形。シーズン序盤から中盤にかけての好調時に比べれば納得の行かないプレーも出るが、「69」で3アンダー22位とゲームはまとめた。

首位とは6打差(撮影/村上航)

「ショットも(全体的には)まずまず。パターの距離感も良く、(カップを)オーバーするパットはできていた。いい状態ではなかった分、3アンダーで来られたのは良かった」。伸ばし合いで首位と6打差に踏みとどまり、2日目へ向かう。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)

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