伊勢神宮の“干支守” 神宮林で育ったクスノキから制作 「新春の雲海を昇る竜に吉祥の願いを込めた」

三重県の伊勢神宮で、一刀彫で来年の干支「辰」をかたどった「干支守」の箱詰め作業が最盛期を迎えています。

「干支守」は、伊勢の伝統工芸「一刀彫」の匠たちが神宮林で育ったクスノキで、ことし4月ごろから制作したものです。

箱詰め作業は、伊勢神宮の正月を迎える準備の一つで、職員たちは傷がないか確認し、こちらも神宮林で育った木で作られた白木の箱へお守りと共に丁寧に納めていきます。

デザインを担当した、愛知県岡崎市の彫刻・家山下清さんは「新春の雲海を昇る竜に吉祥の願いを込めた」ということです。

「干支守」は、お祓いを受けた後、大きいものは1万円、小さいものは3000円で12月1日から授与されます。

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