愛媛県宇和島市の公益財団法人正光会が運営する福祉施設で、職員が入所者の預り金およそ305万円を着服していたことがわかりました。
預かり金を着服したのは、正光会が運営するグループホームに勤務していた50代の男性職員です。
正光会によりますと、この職員は2020年6月から今年9月まで複数回にわたり、入所者4人の預かり金合わせて現金およそ305万円を無断で私的流用していたということです。
グループホームを管理していたこの職員が先月、人事異動したことから着服が発覚し、職員は着服した金を生活費や借金の返済に充てていたということです。
正光会では、先月26日付でこの職員を懲戒解雇処分にしたほか、利用者に被害額を全額弁済し、刑事告発に向け警察に相談をしています。
正光会は「多大なるご迷惑をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます再発防止に全力で取り組み利用者、ご家族、地域の皆さまの信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。