MLB公式サイトがノンテンダーFA候補を特集 注目はウッドラフ

MVP、サイ・ヤング賞など、主要アウォードの発表を終えたMLBだが、もう1つ重要な「デッドライン」が迫っている。日本時間11月18日午前10時、MLBの各チームは来季の保有権を持つ選手(FAの権利を持たない40人ロースター内の選手)に対して契約の意思があることを通達する期限を迎えるのだ。期限までにチームから契約をオファーされなかった選手は「ノンテンダーFA」として移籍市場に出ていくことになる。MLB公式サイトでは、ノンテンダー候補の15選手をピックアップしている。

最大の注目は、ブリュワーズでコービン・バーンズとともに先発2本柱として活躍してきたブランドン・ウッドラフだ。2019年以降の5シーズンで103試合に先発して595イニングを投げ、41勝23敗、防御率2.93、709奪三振を記録。先発投手としてメジャーでもトップクラスの実力を持つ右腕である。しかし、今季は右肩の故障で11試合しか投げられず、10月には右肩の手術を受けた。FA前のラストイヤーとなる来季は大部分を欠場することが確実となっており、ノンテンダー候補に挙げられている。

ブリュワーズの選択肢は大きく分けて次の4つだ。1つ目はウッドラフが来季の比較的早い段階で復帰することを期待して、通常通りに契約の意思があることを通達すること。2つ目は来季の大部分をリハビリに費やすことを前提として、複数年契約を結ぶこと。3つ目はウッドラフと契約する意思のある他のチームへトレードすること。そして、4つ目はウッドラフをノンテンダーFAにすること。もちろん、ノンテンダーFAとしたあと、ブリュワーズが再契約を目指す可能性もある。どんな決断が下されるか注目だ。

なお、MLB公式サイトがノンテンダー候補に挙げた他の14選手は以下の通り。

ラウディ・テレズ(ブリュワーズ)
マイケル・ソロカ(ブレーブス)
ダニエル・ボーグルバック(メッツ)
オースティン・メドーズ(タイガース)
カイル・ファーマー(ツインズ)
カイル・ルイス(ダイヤモンドバックス)
ジェームス・カリンチャック(ガーディアンズ)
ジョー・マンティプライ(ダイヤモンドバックス)
ホセ・トレビーノ(ヤンキース)
ニック・センゼル(レッズ)
ホルヘ・マテオ(オリオールズ)
ニック・ゴードン(ツインズ)
ダコタ・ハドソン(カージナルス)
スペンサー・ターンブル(タイガース)

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