マミーマート人気、さらに出店へ 「食の専門店化」で客増え、純利益26%増 7店を新業態にリニューアル、主力店もレイアウト&品ぞろえ大幅に見直し奏功

マミーマート、純利益26%増

 食品スーパーのマミーマート(埼玉県さいたま市北区)が14日までに発表した2023年9月期連結決算の純利益は前年同期比26.0%増の43億1300万円だった。売上高に当たる営業収益は9.1%増の1450億4100万円、営業利益は18.9%増の58億9800万円と増収増益を記録した。

 スーパーマーケット事業では既存7店舗を新業態の「生鮮市場TOP!」5店舗、「マミープラス」2店舗に改装し、同社の強みである総菜部門や冷凍肉、味付け肉の充実、まとめ買いや時短調理など多様なニーズに対応した「食の専門店化」を推進。来店客数が前年を上回った。

 主力の「マミーマート」では白岡店(白岡市)と南中野店(さいたま市見沼区)で品ぞろえやレイアウトを大幅に見直し、売上・利益向上のモデル店づくりを強化。最適な人員配置と人工知能(AI)需要予測による自動発注システムで人件費や作業負荷を抑制した。

 24年9月期は年間8店舗の改装や「生鮮市場TOP!」の旗艦店舗の新規出店を計画。25年9月期以降は年間5店舗以上の出店計画を予定している。同期の純利益予想は前期比14.7%減の36億8千万円、営業収益は同6.0%増の1538億円とした。

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