ブレーブスがWソックスの救援左腕バマーを獲得 1対5のトレード

日本時間11月17日、ブレーブスはホワイトソックスとのトレードで救援左腕アーロン・バマーを獲得したことを発表した。球団オプションを含めると2026年まで保有権があるバマーを獲得するために、ブレーブスは大量5選手を放出。右腕のマイケル・ソロカ、左腕のジャレッド・シュスター、内野手のニッキー・ロペスとブレイデン・シューメイク、そしてマイナー右腕のライリー・ゴーウェンスの5人がホワイトソックスへ移籍することになった。

ブレーブスがロースターの整理も兼ねて5選手を放出して獲得したバマーは、現在30歳の救援左腕。今季は61試合に登板して5勝5敗、15ホールド、防御率6.79と絶不調だったが、2019年に58試合で27ホールド、防御率2.13をマークするなど、ホワイトソックスのセットアッパーとして活躍してきた投手である。2019~22年の4シーズンは合計161試合に登板して防御率2.59を記録しており、復調すれば大きな戦力となることは間違いない。

現在26歳のソロカはメジャー2年目の2019年に13勝4敗、防御率2.68の好成績を残したが、その後は2度のアキレス腱断裂を経験するなど、苦しいキャリアとなっている。3年ぶりのメジャー復帰を果たした今季は7試合(うち6先発)に登板して2勝2敗、防御率6.40に終わった。

現在25歳のシュスターは2020年ドラフト1巡目指名でブレーブスに入団した左腕。今季メジャーデビューを果たし、11度の先発登板で4勝3敗、防御率5.81を記録した。

現在28歳のロペスはロイヤルズ時代にレギュラーを務めた実績のある内野手で、2021年には規定打席に到達して打率.300、22盗塁をマーク。今季はロイヤルズとブレーブスで合計94試合に出場し、打率.231、1本塁打、25打点、6盗塁、OPS.633を記録した。

現在25歳のシューメイクは2019年ドラフト1巡目指名でブレーブスに入団した遊撃手。今年5月にメジャーデビューしたが、2試合のみの出場で4打数ノーヒットに終わった。マイナーAAA級では122試合に出場し、打率.234、16本塁打、69打点、27盗塁、OPS.705を記録した。

現在24歳のゴーウェンスは今年のドラフト9巡目指名でブレーブスに入団したばかりの右腕。今季はルーキー級とA級で合計5試合(うち3先発)に登板し、1勝0敗、防御率1.15を記録した。

余剰戦力を整理しつつブルペンの強化を狙ったブレーブスと、8月末に就任したばかりのクリス・ゲッツGMのもとで新たなチーム作りを開始しようとしているホワイトソックスの思惑が一致したトレードになったと言えそうだ。

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