F1ラスベガスGP FP1:トラブルにより10分ほどで赤旗終了。下水設備の確認作業を実施へ

 2023年F1第22戦ラスベガスGPのフリー走行1回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、3番手はケビン・マグヌッセン(ハース)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は8番手だった。

 今シーズンのアメリカでのF1開催は、マイアミ、オースティンに続いて今回が3回目。グランプリの舞台となるラスベガス・ストリップ・サーキットは、有名ホテルやカジノが並ぶ『ラスベガス・ストリップ』の市街地コースで、全長6.201km、コーナー数は17。決勝レースは現地時間18日22時(日本時間19日15時)、つまり土曜日の夜に行われる。

 ラスベガスGPに持ち込まれたタイヤは、ハードがC3、ミディアムがC4、ソフトがC5と最もソフト寄りのコンパウンドだ。気温17度、路面温度19度というコンディションで、現地時間16日の20時半にセッションがスタート。ちなみにこの週末はレッドブル、フェラーリ、アルピーヌ、アルファロメオ、アルファタウリなどがマシンに特別カラーリングを施している。

 開始直後のタイヤは各車様々で、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が「今のことろグリップはかなり低い」と報告していた。ところが開始10分を前に、カルロス・サインツ(フェラーリ)がセクター3のターン14の手前で止まってしまったため、セッションは赤旗中断となった。

 その後サインツのマシンは回収されたものの、下水設備の調査などを行うとのことでセッションは再開されないとアナウンスされた。結局タイムを出したのは15人で、トップ3はルクレール、ヒュルケンベルグ、マグヌッセン。各車の走行は4〜5周ほどとなっている。なおこの後すべての下水設備の確認が行われるということだが、今後のスケジュールに変更があるのかどうかなどはまだわかっていない。

【追記】F1の公式X(旧Twitter)によると、FIAの調査の結果、マンホールの蓋の周囲にあるコンクリート製のフレームが破損していたことが判明。現在もほかのすべての蓋をチェックしているということだ。

2023年F1第22戦ラスベガスGPフリー走行1回目 撤去されるカルロス・サインツ(フェラーリ)のマシン

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