18日から龍神村で「翔龍祭」 製材所ツアーや出店・公開彫刻ショーも、和歌山県田辺市

翔龍祭を案内するチラシ。南部高校龍神分校アート部の生徒が描いた絵を使ってデザインしている

 和歌山県田辺市龍神村安井の龍神市民センターと周辺を会場に18日から、第52回「龍神林業まつり」と第38回「村民文化祭」を合わせた「翔龍祭」(実行委員会主催)がある。南部高校龍神分校も学校の文化祭として参加する。作品展や舞台発表のほか、飲食物の販売やワークショップなど多彩な催しがある。

 今回の翔龍祭は「わがらの山のくらし。」がテーマ。ポスターは、龍神分校アート部の生徒が描いた絵を用いてデザインしている。

 林業まつりは18、19日にあり、2日間とも午前9時開始。終了時間は18日が午後4時、19日は午後3時。18日には龍神村森林組合による「村の製材所ツアー」があり、参加希望者は午後1時半に市民センター玄関に集合すればよい。また、両日には「どんぐり工作」や、木のジャングルジムを自分たちの手で作り上げる「くむんだー」のワークショップなども実施する。

 会場では、生シイタケや梅ドレッシング、サンドイッチ、焼き菓子、しいたけバーガーなどさまざまな出店が並ぶ。スタンプラリーも実施し、買い物をするともらえるスタンプを3店舗分集めるとガラガラ抽選に参加できる。

 村民文化祭では18~21日に龍神市民センターで作品展示をする。絵画や彫刻、書、工芸、ちぎり絵などに加えて、龍神村の園児や児童、生徒の作品も展示する。19日正午からは大ホールで舞台発表がある。

 また、龍神分校は、18日と19日の午前10時から焼き鳥やポテトフライなどの模擬店をする。舞台発表では生徒がダンスも披露する。19日には本校の生徒も出店して花や野菜を販売する。

 龍神村内のクリエイターが作品の展示販売やワークショップをする「龍神村クリエイターズ・マーケット」もあるほか、会場裏ではチェンソーアートの元世界チャンピオン、城所ケイジさんや「龍神チェンソーカービング倶楽部」の正会員が公開彫刻ショーをする。昨年に続き、「人生最高峰の龍(辰)を彫る」をテーマに作品を彫刻する。作品の販売コーナーもある。

 さらに、関連イベントとして県主催の第5回「きのくに伐木チャンピオンシップ2023」も開催する。

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