シンガーソングライターのKANが死去

シンガーソングライターのKANが、11月12日午後6時29分に死去していたことがわかった。61歳だった。

KANは福岡県福岡市出身の歌手で、1987年に1stアルバム『テレビの中に』でデビューし、90年発売の8thシングル「愛は勝つ」は大ヒット。同作は200万枚を超えるセールスを記録し、同年の日本レコード大賞(ポップス・ロック部門大賞)を受賞。さらに『NHK紅白歌合戦』にも出場した。2002年に音楽留学のためパリへ移住し、04年に帰国した。

23年3月に自身のオフィシャルHPにてメッケル憩室がんを患っていることを公表。4月から予定されていたライブツアーを中止し、療養に専念していた。

彼が所属する株式会社アップフロントクリエイトの発表によると10月には留学経験のあるフランスとパリを訪れており、最後まで復帰への意欲を見せていたという。

なお、通夜及び告別式はすでに近親者にて執り行われている。

【株式会社アップフロントクリエイト 発表全文】

弊社所属アーティスト KAN(本名 木村 和)儀、かねてより病気療養中のところ、令和5年11月12日午後6時29分に永眠いたしました。
享年61歳。
ここに生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

1987年にデビューし、36年の長きに渡りシンガーソングライターとして活動してまいりました。
今年『メッケル憩室癌』と診断され、3月より療養生活に入り、入退院を繰り返しながら活動再開に向けて治療に励んでいた10月には、
留学したこともある想い出の地フランス・パリを訪れ、最後まで復帰への想いは途切れることはありませんでした。

今まで数多くの作品を創作することができましたこと、
これまでKANに関わってくださった皆様、応援してくださった皆様に心より感謝申し上げます。

通夜及び告別式は近親者にて執り行いましたことを併せてご報告いたします。

令和5年11月17日
株式会社アップフロントクリエイト

KAN オフィシャルHP

株式会社アップフロントクリエイト 公式HP

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