ジョコビッチ、史上最多7度目のタイトル奪取に一歩前進。フルカチュを下して決勝トーナメント進出[Nitto ATPファイナルズ]

ジョコビッチが2勝1敗でラウンドロビン突破

現地11月16日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)ラウンドロビン第3戦が行われ、史上最多7度目の優勝を狙うノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、フベルト・フルカチュ(ポーランド/同9位)を7-6(1)、4-6、6-1で下し、2勝1敗のグリーン・グループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。

昨年大会を制してロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶ史上最多6度目の優勝を果たしたジョコビッチ。今季は準優勝だったウィンブルドン以外の3つのグランドスラムを制すなど6つのタイトルを手にして16度目の今大会を迎えた。

ラウンドロビン第1戦ではホルガー・ルーネ(デンマーク/同8位)との3時間マッチを制したものの、ヤニック・シナー(イタリア/同4位)との第2戦では3時間超の激闘をものにできず敗戦し、タフな試合が続いている。

そして、決勝トーナメント進出をかけたこの日の試合も背中の怪我により大会を棄権したステファノス・チチパス(ギリシャ/同6位)の代わりに出場したフルカチュとフルセットの戦いとなった。

第1セットは互いにチャンスを手にできないままタイブレークに。堅実なプレーを続けたジョコビッチが6連続ポイントでリードを広げて7-6(1)で奪取する。第2セットこそ1ブレーク差を埋められず4-6で落としたが、最終セットはサービスゲームでフルカチュに付け入る隙を与えず。2度のブレークに成功したジョコビッチが1-1から5ゲーム連取し、2時間5分のフルセットマッチを制した。

また、グリーン・グループのもう一試合ではシナーがルーネをフルセットで下したことで、ジョコビッチの2位通過が決定。レッド・グループの1位と決勝トーナメント準決勝を戦うことが決まった。

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