
道内の高速道路にこの冬、自動運転のロータリー除雪車がいよいよ導入されます。ネクスコ東日本が熟練オペレーターの高齢化に伴う人手不足の解消などを目的に、2019年から技術開発を進めてきました。ことしの冬は道央道の岩見沢・美唄間約20キロに導入する計画で、運用を前にしたきょう、報道関係者にこの除雪車が公開されました。
除雪車は人工衛星から受信する高精度の測位情報と地図情報をもとに自動運転します。オペレーターが操作しなくても、標識や非常電話などを避け、誤差1センチという正確さで走行。雪を飛ばすシューターの角度を自動で調整する様子も披露されました。
東日本高速道路北海道支社・栗田裕樹・技術企画課長代理
「日本で初めてロータリー除雪車の自動化に(成功した)。熟練のオペレーターが高齢化でどんどん減っていく。今後2名乗車が1名乗車でやれるよう考えている」