七尾市公設地方卸売市場で17日、寒ブリが今季最多の約200本水揚げされ、市場が沸いた。漁業関係者からは12月から認定が始まるブリの最高級ブランド「煌（きらめき）」の水揚げに、期待する声が上がった。
同市場によると、ブリは重さ8～9キロ台が中心で、12.7キロの大物もあった。価格は例年に比べて3割ほど安いという。市場では水揚げされたブリが次々と並べられ、競り人の威勢のいい掛け声で卸売業者らが競り落とした。
煌は12月以降、重さ14キロ以上で傷がないなど、厳しい基準を満たしたブリが認定される。市場の担当者は「これから順調に入荷すれば煌級の大物が出てきて、さらに活気づいてくるだろう」と話した。
