子どもが独立するまでの教育費は? 一家の大黒柱にもしものことがあった場合はどうすればいい? 子育て世帯にお金の心配はつきもの。福井県内のファイナンシャルプランナーに、保険に加入したり見直したりするタイミングなどをアドバイスしてもらった。
■結婚して子どもができたら…最初に考えるべき保険は?
「結婚する。子どもが生まれる。家を建てる。子どもが大学へ行く。子どもが独立する。子どもの成長に合わせて人生のいろんな場面で保険が関わってくる」と話すのは、福井県福井市の保険代理店クリイト・パリオ店のファイナンシャルプランナー三木健一さん(56)。
結婚して子どもができたら、まずは世帯主に万が一のことがあった場合にまとまったお金をすぐに準備できる死亡保険、病気にかかり大金が必要になったときの医療保険を考えたい。
三木さんは「家族が増えると生活のリズムが変わるので、生活が落ち着いてから考えみては」と話す。
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■子どもが大学卒業するまで1000万円、教育費用どうすれば
子どもに最大限の教育環境を整えてあげたいと思うのが親心。教育資金はどうするとよいのか。
子どもが一定年齢に至ったときに祝い金や満期保険金が支払われる「学資保険」や、年40万円までの投資で運用益が20年間非課税となる制度「つみたてNISA」(2024年1月から新NISAに移行)を活用したり、児童手当を貯金したりする方法もある。
子どもが大学を卒業するまでに、1千万円の教育費用がかかると言われている。「仮に子どもが18歳になるまでに1千万円ためようとすると、金利0%で年間55万5千円必要となる計算。いざというときのために、家庭に合った方法で少しずつ積み立てる意識を持ちたい」と三木さん。
返戻金や満期金が変動する「変額保険」を活用する人も多い。保険金を株式や債券などで運用するため、払い込んだ保険料の総額を下回る可能性もあるが、契約者が死亡した場合、保険金額が支払われる保障が付いている。
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■保険料の節約、いつ何を見直せばいい?
マイホームを購入したときは保険を見直す重要なタイミングの一つ。住宅ローンを組んだ人の多くは、団体信用生命保険に入っていて死亡時には残りのローンが相殺される。このためローンを組んだとき、死亡保険の保障額を見直すと保険料節約につながりそうだ。
三木さんは「保険はあったらいいけど、減らせるものは減らせばいい。各家庭で優先順位や保険に回せる予算が異なる。入る、見直すの見極めが大切」と話している。
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