ロシア主催の総合大会に警鐘 IOCバッハ会長が不参加訴え

10月のIOC総会を終え、記者会見するバッハ会長=インド・ムンバイ(共同)

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は17日までに、国際競技連盟(IF)の関係者が出席した会議で、ロシアが来夏のパリ五輪後に友好国を招待する国際総合大会「フレンドシップ・ゲームズ」に参加しないよう警鐘を鳴らした。

 バッハ会長は13日にスイスのローザンヌで行ったスピーチで「スポーツ、IFの自律性が脅かされている」と指摘。その上で名指しこそしなかったが、五輪に対抗する形で行われるフレンドシップ・ゲームズを念頭に「成功すれば五輪運動の役割も廃れたものになるだろう。政治的な動機によるスポーツイベントには、いかなる形でも参加すべきでない」と訴えた。

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