不謹慎?明石家さんまが筆談のつんく♂に“言わなかった”言葉…考察が白熱「ギリギリ」「達人」の声

「お笑いの怪獣」の異名を持つ明石家さんまさんとモーニング娘。のプロデュースなどを手掛けるつんく♂さんが交わしたある会話。

さんまさんが『お前えらいな』と言ったことで両者のスター性が浮き彫りとなり、いまネットで話題になっています。

(画像:時事)

■明石家さんまは「丁度良い不謹慎」ができる天才?つんく♂との会話が【両者スゴイ】と話題

つんく♂さんは、喉頭がんを患い声帯を摘出しましたが、PCを使った筆談で持前のユーモアを活かし度々トーク番組などに出演しています。

10月6日の『さんまのまんま秋SP』(関西テレビ・フジテレビ系)でも、さんまさんへ伝えたいことは筆談することになったつんく♂さん。

1ヵ月以上前の出演ですが、X(旧Twitter)のあるポストがきっかけで再び注目を浴びています。

その内容は

「トーク番組、且つ筆談という形で収録が進むなか、さんまさんが『お前えらいな』って言いだしてさ、次に出た言葉が『モーニング娘。に誰も手出さなかったもんな』だったんだよ」

「つんく♂さんは大笑いしていたし、さんまさんは最後まで『大変やな』みたいなことは言わなかった」

というもの。

声を失った今でも、つんく♂さんの音楽活動は健在。さんまさんがつんく♂さんのことを一人のアーティストとして見ていて、必要以上に同情しない姿が印象的だったことに触れたポストです。

さんまさんの絶妙な言葉選びに、ネット上では

「丁度良い不謹慎が上手すぎる」 「この番組観て同じことを思った。意外とできない立ち振る舞いですよね。さんまさんやっぱすごいですわ」 「さんまさんはコミュニケーションの達人。すごく丁寧でステキ」

などの声が上がっています。

頭では「こう接した方が良いな」と分かっていても、実際その立場、シチュエーションになって出来るかと言ったら全くの別物。

しかし、さんまさんは丁度良い距離感で接し、笑いを生んでしまうのですから、超人なのかもしれません。

■明石家さんまの天才話はまだまだある

さんまさんの不幸を笑いに変えて「さすが」と思えるエピソードはほかにもありました。

両親の離婚を経験しているムロツヨシさんが自分の身の上話として「両親が離婚しまして」と伝えると、さんまさんは「お前が?」とボソリと尋ねたことが。

ムロさんは独身なので「さんまさんならそう言ってくれると思っていた」と笑うのでした。

そのほかにも、離婚した女性芸能人が元夫の愚痴をこぼすと「その話題は大竹しのぶさんに相談してもらって良いですか?」と切り返したことも。

どこを切り取っても「この場面でよくその言葉が出るな」と感心させられるものばかり。

ネット上では

「気遣いすぎない、かといって相手を傷つけないレベルの軽口として不幸を笑い飛ばしてくれるのが上手い。気を遣いすぎるのが、さらに相手を惨めにさせるってこともあるからね」 「トークだけで30年以上飯を食ってる男の話術は一流だわ」 「全てをお笑い・エンタメに全振りするさんまの異常性を示すエピソードでもある気がする」

などの声が。

常人を逸するトークに驚き尊敬しつつも、一周して「異常」だとたとえる人もいました。

■明石家さんまが気が付いた!?改めて考えるとつんく♂ってすごい

さらに、今回「すごい」と改めて感じさせられたのはの『モーニング娘。に誰も手出さなかったもんな』という部分。

さんまさんの言葉を聴いて、一瞬は「プロデューサーなんだから当たり前でしょ!」と思った人もいるかもしれませんが、よくよく考えてみると「当たり……当たり前……当たり前じゃない!」となったのではないでしょうか。

芸能界ではプロデューサーとアイドルが恋愛するケースは珍しくありません。

ここでは敢えて名前は伏せることとして……。

モー娘。など、魅力的な「可愛い子」「美人」を目の前にしても決して自分の立場を利用しなかったつんく♂さん。

ネット上では

「自分の才能を悪用しなかった。これは生き様を見てもすごいとしか言えない」 「芸能界でも異能レベル。つんく♂さんの安心感ね」 「アイドルとプロデューサーが付き合っちゃいけないわけじゃないけど、そこには見えない上下関係が存在するもんね。一線を越えなかったのはすごいよ」

などと称える声が上がっています。

一方で

「これをすごいって言う芸能界って……」

という声も。

才能がある男性には女性も惹かれるもの。プロデューサーとしてではなく、一人の人間として敬う気持ちが恋に発展してしまうことも珍しくありません。

しかし、そこで男性側が「NO」と言えるかどうか。

男性が女性側にアプローチする場合は、女性側が「NO」と言えるかどうか。

恋愛は急に始まってしまうものなので一概に全てがダメだとは言えませんが、つんく♂さんもモテてきたはず。

それでも自身がプロデュースする女性とは何もなかったというのは、改めて考えると卓越した精神力をお持ちなのかもしれません。

何気ない会話から、さんまさんのお笑い力、つんく♂さんのプロデューサーとしての割り切り方が明らかになりました。

第一線で活躍し続けている人は、やはり尊敬できるところがいっぱいありますね。

(文:霧島みつき/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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