近年、日本でも定着しつつある「ブラックフライデー」。11月24日の金曜日がことしの日程ですが、東海地方のイオンでは17日から一足早く「ブラックフライデーセール」が始まりました。
17日からセール会場に登場したのは、「ブラックフライデー」にちなんだ真っ黒な「ブラックチーズバーガー」(626円)。
黒い色の秘密はバンズに練り込まれた竹炭で、たっぷりのチーズと肉厚のハンバーグを挟んだボリューム満点の一品が期間限定で販売されます。
名古屋市瑞穂区のイオン新瑞橋(あらたまばし)店をはじめ、東海地方のイオン・イオンスタイル67店舗では、「ブラックフライデーセール」が17日から始まりました。
アメリカ発祥「1年で最もモノが売れて“黒字”になる日」
「ブラックフライデー」は、元々アメリカ発祥の大型セールです。
アメリカでは毎年11月の第4木曜日が祝日の「感謝祭」で、その翌日の金曜日からクリスマス商戦が始まり、1年で最もモノが売れて「黒字」になることから、「ブラックフライデー」と呼ばれています。ことしの日程は11月24日金曜日ですが、きょうから一足早くスタートしたイオンのセールの特色とは?
(イオン新瑞橋店 山本拓生店長)
「生活必需品を極力抑えて、一方でことしは、ハレの日には、お金を惜しみなく使う“メリハリ消費”が増えているので、というお客さんが非常に多い“メリハリ消費”が増えているので、お客さんに合った品ぞろえをことし展開させてもらっている」
その「メリハリ消費」志向に応えようと、セールでは食料品や衣料品をはじめ寝具や家電など、過去最多となるおよそ2000品目を揃え、最大で50パーセントオフの値段で販売されます。
高かった野菜 アボカド、パプリカ、トマトなどが98円
まずは、17日から20日までのセール期間中で、特にお値打ちな食料品をご紹介。
三重県産ブリは、脂がのったとろけるような食感。鮮度抜群のこのブリの値段が通常のおよそ2割引の100グラム300円。そして国産黒毛和牛の肩ローススライス。すき焼きに合うこのお肉の値段は、100グラム645円です。
そして、特に多くの客が注目していたのが高値が続いていた野菜。アスパラガスやアボカド、パプリカ、トマトなど、サラダにおすすめの野菜が勢ぞろいしていますが、こちらの値段はなんと税抜き98円均一。思わず財布のひもも緩んでしまいそうです。
(70代主婦)
「アボカドは高い時で198円で、きょうは98円。安いです。いつもよりお値打ちです」
(20代自営業)
「めちゃめちゃ安いです。母に買っていってあげようかな」
(40代主婦)
「いつもの半額くらいです。たくさん買っちゃいそうです」
一方、こちらは衣料品。
急に寒くなり、これからの季節の必需品、ダウンジャケットがおよそ3割引の4400円で販売。リサイクルダウンを100%使用し、環境に配慮した商品が人気です。
(30代主婦)
「(セールは)最高です」
Q物価高は気になりますか?
「なります!高いからこういう時に買っとかなきゃ」
イオンでは、セール期間中に通常の10%増しの売上げを見込んでいて、年末商戦に向け弾みをつけたい考えです。イオンの「ブラックフライデーセール」は、11月26日まで行われています。