予選落ちの宮澤美咲、植竹希望はシード逃す

宮澤美咲は1打足りず悔しい予選落ち(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(17日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6575yd(パー71)◇曇り(観衆1489人)

来季のシード獲得まで“あと1つ”のメルセデスランキング(MR)51位で大会を迎えた宮澤美咲は辛酸をなめる結果に終わった。初日は1アンダー「70」として47位でスタートしたが、2日目は3バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「71」と伸ばせず、1打足りずに予選落ちした。

2番でバーディを先行したものの、7番でダブルボギーを喫した。セカンドショットをグリーン左サイドのバンカーに入れ、3オン3パット。その後1つスコアを伸ばし、もう1つバーディを取れれば週末に駒を進められる位置でこの日3番目のやさしさとなった終盤17番(パー5)を迎えたが、パーどまり。18番も奪えず万事休した。

「(ステップアップツアーを主戦場にした)去年と同じで、シーズン中盤は良いけど最初と最後が悪い。この一年でドライバーの飛距離は伸びた気はしているけど、パッティングの自信がまだそんなにない。もう少しラインを読めるようになって、自分に自信を持てるようにしたい。悪いところをしっかり練習して、来年頑張りたいなと思います」とシーズンを総括した。

大会が終わるまで確定しないが、2日目を終えた時点の暫定ランクは53位。前半戦の出場権を獲得できる55位までが背中に迫る状態で、残り2日間の他選手の動向を見守る。

2シーズン連続保持したシードを失った植竹希望(撮影/大澤進二)

昨年「KKT杯バンテリンレディス」を制してシード選手として今季を戦った植竹希望は通算6オーバー85位に終わり、97位だったMRを上げられずにシードを落とした。34試合に出場した今季はトップ10に一度も入れず、17試合で予選落ちを喫して「かなりしんどい一年」と振り返った。

QT(予選会)に向けて気持ちは切り替えており、今大会では人生で初めて長尺のパターを投入した。「試合で試して『これでいける』と確信を持てた。QTどころか来年、再来年もそうなるかもしれない」と好感触を得られたのは大きい。「まだショット、アプローチがかなり不安定な状態なので、QTまでの限られた時間でちょっとでもきっかけを見つけられれば」と再調整を急いだ。(松山市/石井操)

メルセデスランキング順位/成績 ※2日目終了時点

45位 川崎春花/7アンダー6位
46位 後藤未有/予選落ち
47位 全美貞/4アンダー25位
48位 金澤志奈/3アンダー36位
49位 笠りつ子/3アンダー36位
50位 堀琴音/7アンダー6位
51位 濱田茉優/予選落ち
52位 脇元華/6アンダー10位
53位 宮澤美咲/予選落ち
54位 柏原明日架/2アンダー47位
55位 小滝水音/欠場
56位 浜崎未来/5アンダー17位
57位 鶴岡果恋/4アンダー25位
58位 大出瑞月/予選落ち
59位 仲宗根澄香/予選落ち
60位 平岡瑠依/予選落ち
61位 サイ・ペイイン/4アンダー25位

63位 金田久美子/棄権
64位 宮田成華/8アンダー3位

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