グランピングを楽しむリラックス旅!「GLAMPROOKしまなみ」宿泊レポート

目の前に海が広がる離島のホテルへ

GLAMPROOKしまなみ」は、瀬戸内海の自然を間近に感じる、特別な体験ができるホテルです

まずはその立地。ホテルのある馬島は愛媛県今治市に属する離島で、美しい島々が点在する瀬戸内海の一角にあります。

世界中のサイクリストを魅了する「しまなみ海道」の途中にあり、ホテルの目の前に海が広がる絶景のロケーション!

ホテルでの飲食、大浴場、ほとんどのアクティビティが宿泊費に含まれる「All Inclusive」が特徴で、滞在中は財布を持たずに済むのも嬉しいところ。

今回はここのグランピングを、MATCHAライターのKUMIKO ISHIGAKIが体験しました。

GLAMPROOKしまなみの宿泊予約

海風を感じるプレジャーボートで上陸

馬島内へ入れる自動車は住民やホテルの従業員など、特別に許可を得た人たちのみ。旅行者はホテルの船(プレジャーボート)か送迎車で上陸します。

今治港第2桟橋から1日に3便(14:30/15:30/16:30)出航しています。※3〜9月は17:30出航も増便されます

私が乗船した際は、船員さんが記念写真を撮影してくれたり、瀬戸内海の島々や馬島の魅力を教えてくれたり、楽しいひとときを演出してくださいました。

馬島へのアクセスは、以下の記事もご覧ください。

言語の壁を越える居心地の良さは抜群のホスピタリティゆえ

私がオススメする「GLAMPROOKしまなみ」の魅力は、なんといってもホスピタリティです。

馬島は旅行者が自由に歩けるエリアと島民の居住エリアに分かれており、なおかつ島内にはほかにホテルやお店もありません。そんななか、観光情報はもちろん、ちょっとした困りごとまで笑顔で親切、丁寧に対応してくれるスタッフの方々は頼れる存在です。

英語を話せるスタッフは限られていますが、抜群のホスピタリティに言語の壁はないでしょう。

チェックインした後は、ホテル棟から5分ほど歩いた場所にある宿泊者専用デッキを訪れてみましょう。毎日夕方に宿泊者向けのウェルカムパーティーが催されています。

白い砂浜と静かな海を眺めながらワインを飲み終えたころには、すっかり馬島の美しさに魅了されていました。

気温の下がる秋〜冬にかけては、ホットワインなどの温かなドリンクで旅行客を出迎えるのだそうですよ。

オーシャンビューのコクーンテントでグランピングを満喫!

客室はホテル棟の中のお部屋と屋外に建つグランピングタイプのお部屋の2種類。

今回、宿泊したのはグランピングタイプのコクーンテントです。テントといっても冷暖房が完備され、入口にも大きなガラス扉がついているので快適性も安全性も心配いりません。

室内は、4つのベッドとソファがすっぽりおさまる大空間です。

グランピング棟のお部屋には水回りがないため、お風呂とトイレはお隣のホテル棟の設備を利用します。多少の不便はあるものの、アウトドアな雰囲気たっぷりのコクーンテントは、特別な旅体験を求める方にオススメです。

私のお気に入りは、お部屋それぞれにある広いアウトドアリビング(テラス)です。備え付けのカップやポットを持ち出してティータイムを楽しんだり、ハンモックに揺られたり。

特に波音を聞きながらハンモックに寝そべる時間は、最高のリラックスタイムでした。

自然を思うサスティナブルなアクティビティ

ホテルの目の前に広がるビーチでは、シーグラスを拾うアクティビティを楽しみました。

海に流されたガラス瓶などが波にもまれることでできるシーグラスは、色や形もさまざま。宝探しのようで楽しい反面、これらは世界中のさまざまな海に捨てられた瓶などが流れ着いたものということで、環境問題についても考えさせられる体験です。

拾ったシーグラスはビーチの砂と一緒に、オリジナルの小瓶に入れて持ち帰ることができます。

シーグラス拾いは、宿泊費に含まれるアクティビティのひとつです。そのほか、来島海峡大橋からの絶景を楽しむ「スカイウォークツアー」や、E-bikeで島を巡るサイクリング(有料)などさまざまなアクティビティがありますが、あえてなにも予定を立てないのもオススメです。

波音を聞きながら珈琲を飲んだり、ビーチを散策する時間は実はどんなアクティビティにも代えがたい贅沢な過ごし方かもしれません。

大浴場は環境にやさしいアメニティとともに

GLAMPROOKのロゴ入りミニバッグはホテルからのプレゼント。アメニティが入っており、旅のおみやげになる嬉しいサービスです。

化粧落とし、化粧水、乳液などスキンケアアイテムが揃っているので大助かり。 そのほか、シャンプー、トリートメント、ボディソープ、歯ブラシ、ヘアブラシ、ボディタオルが入っており、そのほとんどが天然素材や環境に配慮した製品です。

色やサイズが豊富なルームウェアも無料で選べるので、ぜひ利用してみてください。

ホテル3階にある大浴場は小さいながらも、男女それぞれの浴室から来島海峡を望むことができるパノラマビューが魅力です。営業時間は午前と午後の二部制(15:00〜0:00、6:00〜10:00)です。ロッカー、バスタオル、ドライヤー、ヘアブラシなどが完備されています。

夜は夕食からバータイムまで時間をかけてとことん楽しむ

馬島にはコンビニも売店も飲食店もありません。そのため、旅行者の食の楽しみを一手に担っているのがホテルのシェフです。愛媛県産を中心に地場の新鮮な魚介類やお野菜をたっぷり使った会席は、ヘルシーかつ美味! 特にお魚好きの私には大満足のコースでした。

夕食についてはこちらの記事でたっぷりとご紹介します。

さらに、夕食後は毎日21:00から、セルフのバータイムが楽しめます。

日本酒、焼酎、梅酒などお酒のラインナップが充実しており、そのほとんどが愛媛県や周辺の地域にゆかりのあるお酒。愛媛名産の栗を使った焼酎や、宇和島のブラッドオレンジを使った梅酒など珍しいお酒もたくさんありました。

少しずつ味見をして、ほろ酔い気分で幸せな1日をしめくくりました。

清々しい朝日とともに美しい1日を迎える

海をゆく船の汽笛で目覚めたら、早朝散歩に出かけてみては? 目の前のビーチからは朝日を見ることができますよ。

朝食は和食、洋食から選べます。晴れた日には、テラス席を利用することもできます。行き交う船を眺めながら、時間をかけていただく朝食は絶品です。

1泊2日の滞在はあっという間です! スケジュールに余裕があれば2泊以上の滞在をオススメします。

帰りは車で今治市内へ。今治出身だという運転手さんのトークも軽快で、今治周辺の観光地や、地元の人だからこそ知っているおいしいお店などの耳寄りな情報を教えてくれました。

知れば知るほど魅力的な愛媛の旅は、まだまだ続きそうです!

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