山陽自動車道のトンネル内で車両火災 約19時間にも及ぶ通行止めの理由とは

16日、山陽自動車道のトンネル内で発生した車両火災では約19時間にわたって高速の一部区間が通行止めとなりました。なぜ、通行再開までに時間を要したのでしょうか。

16日午前、山陽自動車道上り線の八本松トンネル内で発生した火災。走行していた大型トラックの荷台と運転席の間から出火し、全焼しました。トラックも含め15台の車がいましたが、ケガ人はでませんでした。この火事で、志和ICから西条ICまでの上り線は約19時間にわたり通行止めとなりました。

長引いた要因の一つは、火災がトンネル内で起きたためです。NEXCO西日本によると、最も時間を要したのがトンネルの修復作業だといいます。トンネルの内部は40メートルほど損傷しました。特に照明やケーブルなどの修復に時間をとられました。通行止めは17日午前5時前に解除されましたが、車線を規制しながらトンネルの修復作業は続き、全てを終えるまでに約19時間が必要でした。

多くの人に影響がでたトンネル内での車両火災。出火した大型トラックは精密機器を乗せていたということで、警察が出火の原因を調べています。

【2023年11月17日放送】

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