アニサキス…飲食店の客、深夜に腹痛が始まる イワシ、アジ、サバの青魚3点盛り食べていた カンパチ、マグロ、イカのすしも7時間前に…2人で食事、男性のみ症状 医療機関で虫体摘出、店は営業停止に

越谷市保健所=越谷市東越谷

 埼玉県越谷市は16日、アニサキスによる食中毒を発生させたとして、大衆寿司(すし)酒場こがね(同市南越谷)を食品衛生法に基づき、1日間の営業停止処分にしたと発表した。

 市保健所によると、10日午後3時半ごろ50代男性から、飲食店利用後に腹痛などが出て、医療機関でアニサキスが摘出されたと連絡が入った。男性は9日午後7時ごろ2人で同店を訪れ、青魚3点盛り(イワシ、アジ、サバ)とすし(カンパチ、マグロ、イカなど)を摂食。約7時間後に腹痛などの症状が出た。原因と考えられる鮮魚類が限られ、潜伏期間などから同店による食中毒と判断した。

 男性は入院せず快方に向かっているという。

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