バレーボール女子・Vリーグ1部（V1）のKUROBEアクアフェアリーズの新たな拠点「AQUA FAIRIES SQUARE」が黒部市中心部の省エネ街区「パッシブタウン」に完成した。開所式が17日、同所で行われ、約30人が創設25年を迎え、さらに地域密着を深め、チーム力を強化する拠点の始動を祝った。
事務所を黒部市市堀切の市総合体育センター内から移転した。YKKグループが同市三日市で整備しているパッシブタウン商業棟内で、市街地の幹線道沿い。選手が自由に利用できるトレーニングジムやチーム初のグッズ直営店を設けた。ジムには専属のトレーニングコーチがおり、来年度以降、一般開放を予定し、コーチの指導も受けられるようにする。
式では堀内康男会長が「皆さんの支援で立派な拠点ができた。これまで以上に多くの人が楽しみ、感動できる試合ができるよう努める」とあいさつした。武隈義一市長らが祝辞を贈り、テープカットした。出席者はトップアスリート向け設備をそろえるジムやショップを見学した。
チームは来年発足する新リーグ「SVリーグ」への参入を目指しており、地域でのファン拡大やホームゲームの集客増につなげていく。市総合体育センターで25日に東レアローズ、26日にNECレッドロケッツと対戦する。
