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ホンダはインドで、GB350の現地版であるハイネスCB350/CB350RSの新たなバリエーションモデルとして「CB350」を新たに追加した。カバーされたサスペンションや分割シート、ロングマフラーなどが雰囲気満点だ!
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
ついに“インディアンツアラー”の世界へ参戦ッ!!
ホンダはインドで新型モデル「CB350」を発表した。これは日本でGB350/Sとして販売されているハイネスCB350/CB350RSの新たな兄弟車として登場してもので、これまでよりもクラシカル路線を突き詰めたデザインになっているのが最大の特徴だ。
特徴的なのはマフラーの取りまわしがストレートなロングタイプになていることや、前後のディープフェンダー、そしてフロントフォークやリヤショックユニットに金属カバーが追加されていることだ。前後分割シートについてはハイネスCB350でも採用例があるが、日本のGB350よりも肉厚で前後スペースもたっぷり取られているのが見て取れる。そのほか、サイドカバーまわりが新作され、燃料タンクはプレーンな形状の新作にニーグリップラバーが追加された。
インドでは、こうしたクラシックスタイルのバイクを“インディアンツアラー”と見なし、実際にこのスタイルに荷物を満載してロングツーリングに出かけるライダーが数多くいるという。ありていにいえばロイヤルエンフィールドの“ブリット”の世界観に殴り込みをかけたわけで、インド市場の王者に真っ向勝負を挑むモデルということになる。
そして気になるのは日本への導入だ。これまでのハイネスCB350→GB350といった経緯から、日本では独自の名称が与えられる可能性が非常に高く、我々はこれまでに掴んでいる『GB350C』の名が冠されるのではと踏んでいる。
GB350Cは、これまでのGB350シリーズと同様に日本での組み立て&塗装としたうえでの発売が期待されるが、この渋いカラーバリエーションは一部でもいいからぜひ採用してほしい。また、肉厚で快適な前後セパレートシートもそのままの導入を期待したい。
日本では2021年の発売からベストセラーを独走してきたGB350シリーズだが、2023年上半期は生産&供給の遅れから目立った数字になっていない。とはいえ下半期にあたる7月に発売された新型は昨年と同様に順調な販売台数を記録している模様。そして新なGB350Cの登場で、さらに盤石の地位を築いていくことは想像に難くない。
ホンダさん、あんまり焦らさずに国内発表していただけたら嬉しいでーす!
HONDA CB350[2024 Indian model]
グレードは2つあり、標準モデルの『DLX』はシルバーのヘッドライトカバーに前後フェンダーとシートをブラック仕上げとし、ホンダスマートフォンボイスコントロールシステム(HSVCS)を省略。
上級グレードの『DLX PRO』は、HSVCSを搭載したうえでヘッドライトカバーをクロームメッキに。フェンダーカラーはボディと同色になり、シートはブラウン仕上げだ。
さらにカスタマイズドモデルも2種類が提案されている。シンプルな“ソロキャリアカスタム”と、旅向けの“コンフォートカスタム”だ。
主要諸元■全長2207 全幅788 全高1110 軸距1441 最低地上高165 シート高800(各mm) 車重187kg■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 348.36cc 21ps/5500rpm 3kg-m/3000rpm 変速機5段 燃料タンク容量15.2L■ブレーキF=φ310mmディスク+2ポットキャリパー R=φ240mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=110/90-19 R=130/70-18
ホンダ「CB350」のディテール
シートは前後セパレート式で、それぞれに快適性を追求したもの。日本仕様GB350よりも肉厚だ。フラットに近い造形となった燃料タンクにはニーグリップラバーを装備する。
トラクションコントロールシステムに相当するホンダセレクタブルトルクコントロールと搭載。メーター右のインジケーターにはエコマークやサイドスタンド警告灯も。
デュアルチャンネルABSを装備するほか、灯火類はフルLEDを採用している。
ハザードスイッチとエマージェンシーストップシグナル(ESS)を標準装備。
サスペンションカバーとロングマフラーが雰囲気を一気にクラシックスタイルに。アシスト&スリッパークラッチを装備するのでクラッチ操作がとても軽いのはGB350同様か。
ホンダ「CB350」のアクセサリー
シリンダー横あたりにマウントできるエンジンガード。これを利用してフォグランプも装備可能だ。
ロングバイザーとナックルガードで走行風を快適に抑制する。
パッセンジャー用のバックレストをラインナップ。リヤキャリアはソロ用と通常用がある。
その他「CB350」写真ギャラリー
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