堺雅人は早大時代に“プリンス”的存在だった!? 小手伸也「僕はプリンスというより、クラッシャーでした(笑)」

お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「川島明 そもそもの話」(毎週土曜17:00~17:55)。芸人、俳優、ミュージシャン、映画監督、スポーツ選手、料理人など毎週1組のゲストを迎え、誰でも知っているあの人の、意外と知らない“そもそもの話”を伺います。

11月11日(土)のゲストは、俳優・小手伸也さんです。ここでは、学生演劇の頃のエピソードを語ってくれました。

小手伸也さん

1973年生まれ、神奈川県出身の小手伸也さん。早稲田大学在学中に演劇サークル「早稲田大学演劇倶楽部」に所属し、大学卒業後は劇団「innerchild(インナーチャイルド)」を主宰。40代半ばで俳優業がブレイクしたことから、「シンデレラおじさん」を自称。NHK大河ドラマ「真田丸」に塙団右衛門役で出演して注目を集め、テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」「SUITS/スーツ」(フジテレビ系)と立て続けに“月9ドラマ”に出演し、45歳にして突如ブレイクを果たしました。

川島:“早稲田で演劇をやっていた役者さん”といったら、堺雅人さんのイメージがめっちゃあります。

小手:当時、早稲田には200ぐらいの劇団がありました。そのなかで堺さんは僕と同い年で、現役入学だったんです。なので、僕が(2浪して)1年生で入ったとき、堺さんは3年生でした。所属していたサークルも違って、堺さんは「早稲田大学演劇研究会」というところでした。

川島:「演劇部」とは違うんですか?

小手:はい。僕がいたのは「早稲田大学演劇倶楽部」というところで、母体が別なんですよ。研究会は創立100年に手が届くぐらいの老舗サークルで、森繁久彌さんとかもいらっしゃったところです。早稲田演劇の総本山みたいな位置付けですね。エリート中のエリートです。

川島:当時、共演はなかったんですか?

小手:学生時代はなかったんです。僕は堺さんに対して先輩という思いがありましたし、「小劇場界のプリンス」というあだ名が付けられていました。

川島:当時からですか!

小手:「プリンスの芝居ってやっぱり目を引くよね」と話していました。

川島:やっぱり違ったんだ!

小手:違いましたね。「こんなにオーラを出すんだ」と感じました。

川島:のちに大成功するんだろうなと感じさせるオーラをまとっていたんですね。
そして、小手さんもずっと芝居力を磨いていくわけですよね?

小手:はい。向こうも僕のことを知っていてくださっていて、たまたま他の劇団の打ち上げか何かでお会いしたときに「おウワサはかねがね……」というお話をしたことがあります。

川島:ということは小手さんもプリンスだったんじゃないんですか?

小手:僕はプリンスというより、クラッシャーでしたね(笑)。

川島:“芝居壊し”ってことですか(笑)?

小手:そうですね(笑)。「あいつが出てくると大変なことになる……」などと言われるというか。今では考えられないぐらい前に出るタイプだったんです。

川島:「自分が舞台を制するぞ!」っていうパワーがあったんですね。

小手:「お客さんの目線は全部俺がもらう!」みたいな、爆発力に関しては定評があったんでしょうね(笑)。それが後々、自意識過剰な役ができる自意識過剰な俳優として「真田丸」に抜擢されて、堺さんと再会、初共演が叶った訳ですから、運命って分からないものですよね。

番組では他にも、2019年に放送された人気バラエティ番組「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系)で「アンタッチャブル復活ドッキリ」の仕掛人になったときのエピソード語る場面もありました。

次回11月18日(土)のゲストは、放送作家・鈴木おさむさんです。

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11月11日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)聴取期限 2023月11月19日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:川島明 そもそもの話
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55
パーソナリティ:川島明(麒麟)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/somosomo/

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