全国高校サッカー選手権県予選の決勝を控えた柳ケ浦と大分のキャプテン、キープレーヤーに意気込みを聞いた。
準決勝で２得点決めた
キャプテン 橋本琉唯（柳ケ浦３年）
大分と決勝で対戦するのを楽しみにしていた。新チームになってから、ずっとライバル視していた。うまい選手が多いので、押し込まれる時間が多くなると思うが、それは想定内。粘り強く守り、セットプレーやカウンターからチャンスをつくりたい。準決勝は、立ち上がりが良く、延長になっても集中力が切れることはなかった。準決勝のような試合ができたらいいと思っている。個人としては、股関節のけがで準決勝から先発で出場している。チームに迷惑を掛けたので、決勝でも得点に絡むプレーをしたい。
得点源と期待される
八尋馳（同２年）
準決勝ではカウンターから狙い通りの形でゴールを決めることができた。前線の選手が起点をつくってくれたので、裏のスペースへ抜けることができた。「チャンスは少ないが、２トップで仕留めろ」と監督に言われていた。それが実行できたことがうれしい。スピードには絶対的な自信がある。決勝もチャンスの数は少ないと思うが、必ず決めたい。その準備はできている。勝つのは自分たちだ。
サイドから決定機を演出する
キャプテン 中村勇太（大分３年）
準決勝は序盤から危ない場面があったが、焦らずサイドを起点に攻撃の形をつくれた。けがの清水和（２年）が復帰して、ターゲットになれる選手がピッチにいることでボールをキープできるようになった。柳ケ浦との対戦成績は１勝１敗、拮抗（きっこう）した試合になると思うが、僕らは新チームになって県内で優勝がない。勝ちたい思いは、どこよりも強い。優勝しか考えていない。個人としては、これまでのようにサイドで局面を打開できるようなプレーをしたい。逆サイドで攻撃の形をつくってフィニッシュに関わりたい。
準決勝で決勝点を決めた
森崎翔愛（同３年）
３年生にとって全国に行ける最後の大会。負けは許されない。柳ケ浦はフィジカルの強いチームなので、僕らは自分たちのスタイルであるパスサッカーで対抗するしかない。個人的にはコンディションが上がり、準決勝でゴールを決めたことで、いいイメージを持って決勝に臨めそう。スルーパスを狙うだけでなく、シュートも狙いたい。メンタルが弱いので、気負わずに笑顔でプレーして、サッカーを楽しみたい。
（柚野真也）
