マスク氏の反ユダヤ投稿が物議 米政権反発「容認できない」

イーロン・マスク氏(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米企業家でX(旧ツイッター)オーナーのイーロン・マスク氏が反ユダヤ主義的な投稿に賛同し、物議を醸している。ホワイトハウスは17日の声明で「容認できない」と強く反発した。イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘を受け、ユダヤ人やイスラム教徒への憎悪が米国内で広がることに神経をとがらせている。

 マスク氏は15日「ユダヤ人は白人に対する憎悪を推し進めてきた」とする男性の投稿に「真実を述べた」と返信した。さらに、ユダヤ人の権利擁護を掲げて反差別の活動をしている団体「名誉毀損防止同盟(ADL)」が欧米の多数派を「不当に攻撃している」と投稿した。

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