トルコ大統領、停戦訴え イスラエル非難、ドイツと隔たり

トルコのエルドアン大統領(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】トルコのエルドアン大統領は17日、ドイツのショルツ首相とベルリンで共同記者会見し、パレスチナ自治区ガザの情勢を巡り「病院攻撃や子どもの殺害はユダヤ教の教えに存在しない」とイスラエルを非難し、停戦を訴えた。

 イスラム組織ハマスの奇襲以降、ドイツはイスラエルへの強固な支持を表明している。ショルツ氏は「イスラエルの自衛権に疑問の余地はない」と強調し、立場の隔たりが浮き彫りになった。「民間人の犠牲を少なくするため、あらゆる努力を払うべきだ」とも述べ、人道的な戦闘休止は支持する考えを示した。

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