「ひっぱりだこ飯」が日本一に? タイガース仕様の掛け紙販売 弁当の中身なしは「史上初」の試み 淡路屋

阪神タイガースの日本一を記念した「ひっぱりだこ飯」の掛け紙(淡路屋提供)

 プロ野球・阪神タイガースの38年ぶりの日本一を記念し、弁当製造販売の淡路屋(神戸市東灘区)は18日から、球団の公式ロゴマークなどが入り、同社の定番弁当「ひっぱりだこ飯」の陶器のつぼにぴったりな「掛け紙」を販売する。

 同社は1903(明治36)年創業。甲子園球場で選手弁当などを扱っている縁があり、今回の企画は球団の許諾を得て実現した。柳本雄基副社長(42)は「当社では史上初の弁当の中身なし、つぼなしの紙だけの販売です」と話す。

 掛け紙はタイガースカラーの黄色で、中央に公式ロゴがあしらわれ、たこが「日本一」と書かれた扇子を持つ絵が描かれている。つぼの上部にロゴが来るようにかぶせると、「黄色の富士山の頂にタイガースのロゴが来る」(同社)という。もう1枚を購入して下敷きに使うと富士の裾野もトラ一色に。「日本一にふさわしい記念商品と自負しています」と同社。

 1枚200円。2千枚を用意しているが、売れ行き次第で増刷するという。2枚購入の場合は赤いゴムをプレゼントする。神戸市内の三宮センター街店やJR垂水駅、市営地下鉄西神中央駅など淡路屋の一部実店舗のみで販売。取り置き可。同社TEL078.431.1682 (大盛周平)

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