南島原出身ボートレーサー・森選手 プロデビュー、19日に大村で

活躍を誓った森選手=大村市役所

 ボートレーサー養成所(福岡県柳川市)を9月に卒業した長崎県南島原市深江町出身の森陽多(ひなた)選手(18)=長崎支部所属=が19日、大村ボートレース場(大村市玖島1丁目)でプロデビューする。13日、大村市の園田裕史市長を表敬訪問し「強いレーサーになって、支えてくれた皆さんに恩返ししたい」と意気込んだ。
 幼い頃から父親と一緒に同レース場で観戦。エンジン音や迫力に魅了された。県立島原工業高に進学し、周囲の協力を得ながら筋力や動体視力のトレーニングに励んだ。全国1200人超の応募者の中から合格・卒業できるのは27人という養成所の狭き門をくぐり抜けた。
 森選手は、男女平等に戦えるのがボートレースの魅力と話し「小学生から追い続けてきた夢なのでうれしい。最後まであきらめない走りを見てほしい」と力を込めた。園田市長は「ぜひ大村に凱旋(がいせん)して水面を走ってもらいたい。ビッグレースに出られるよう応援している」と激励した。


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