保護した犬・猫と一緒に訪問看護…応援の声続々 福井市のハートりんく新事業、CFで資金募る

「おーるわん」で生活する保護犬と保護猫(レディーフォーHPから)

 福井県福井市で訪問看護ステーション「ハートりんく」を経営する石山大作さんが、保護した犬や猫と一緒に利用者を訪問し、癒やしを提供する事業に乗り出す。人間と動物、両者の福祉を追求したいとし、動物を乗せる車両の改修費など80万円を福井県に特化したクラウドファンディングサービス「ミラカナ」で募集している。締め切りは11月30日。

 石山さんは訪問看護ステーションとは別に、保護犬・猫と軽度の障害をもつ人がともに暮らす施設「おーるわん」を営んでいる。保護犬・保護猫の活躍の場を広げ、一人でも多くの訪問看護利用者に満足してほしい―との思いから、新事業を立ち上げることにした。

 クラウドファンディングは10月19日に募集を開始し、11月18日までに12万円(15%)の支援金が集まった。支援者から「素晴らしい取り組みですね」「地域に根差しながら、障害者にも動物にも理解ある社会になっていけたら最高です」などと応援の声が寄せられている。

 ◇ミラカナとは 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして福井新聞社、福井銀行、福邦銀行が連携。CFのレディーフォー、応援購入サービスのマクアケいずれかを通じて支援・購入を募る。累計支援額は2億円、プロジェクトの達成率は92%(数字は2023年9月末時点)。

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