踏切で特急にはねられ死亡 警報機なし、運輸安全委調査へ

 18日午前10時50分ごろ、大分市木佐上のJR日豊線幸崎―佐志生間の踏切で、大分市、漁師浜田光明さん(68)が、宮崎発大分行き特急にちりん6号(6両編成)にはねられ、搬送先の病院で死亡した。JR九州によると、現場は単線区間で、警報機や遮断機がない第4種踏切だった。国土交通省は鉄道事故に認定、運輸安全委員会が鉄道事故調査官2人を指名した。

 大分東署は、男性が列車に気付かず、誤って踏切内に進入した可能性があるとみて、詳しい事故原因を調べている。乗客約110人にけがはなかった。

 JR九州によると、日豊線は上下線で特急4本を含む18本が運休したほか、特急2本が遅れ、約千人に影響が出た。

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