【マイルCS/穴ライズ】「潜在能力はGI級、マイルで素質開花か」 前日“10人気”前後の盲点

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■ソーヴァリアント

2021年のチャレンジCで重賞初制覇を果たすと、翌22年の同レースでも先頭でゴールを駆け抜けて連覇を達成。重賞タイトルはこのふたつのみで実績的には胸を借りる立場ではあるものの、いずれのレースでも手綱をとったC.ルメール騎手がレース後に「GIに行ける」と言っていたように、潜在能力はGI級だ。

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キャリア15戦目で初のマイル戦となった前走の富士Sは、中団から渋太く脚を伸ばして勝ち馬ナミュール、2着レッドモンレーヴに次ぐ3着。前2頭にやや離された感はあるものの、こちらは向正面で肩ムチが入るなど、マイルの速い流れに戸惑うシーンも。決してスムーズでなかったことを思えば、よく走っていたと言っていいだろう。

今回は2度目のマイル戦。前走と同じ池添騎手騎乗とあって、鞍上も脚の使いどころはわかっているはず。さらに右回りの方がいいタイプなので、京都替わりも歓迎。手ごろな人気が想定される今回、馬券妙味も十分な穴馬だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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