ブリュワーズがヤンキースからバウアーズ獲得 パワーのある左打者

日本時間11月18日、ブリュワーズはジェイス・アビナ、ブライアン・サンチェスという2人のマイナーの外野手をヤンキースへ放出し、メジャー4年間で通算39本塁打を放っているジェイク・バウアーズを獲得するトレードが成立したことを発表した。ブリュワーズのマット・アーノルドGMはレイズのフロントオフィスにいた2014年12月にも三角トレードでバウアーズを獲得しており、チームは違うものの、9年ぶりの再獲得ということになった。

現在28歳のバウアーズはメジャーデビューした2018年にレイズで11本塁打、翌2019年にはインディアンス(現ガーディアンズ)で12本塁打を記録。2年ぶりのメジャー復帰となった今季はヤンキースで84試合に出場し、打率.202、12本塁打、30打点、3盗塁、OPS.692をマークした。メジャーでは相変わらずパッとしない成績に終わったが、マイナーAAA級では24試合で打率.359、11本塁打、23打点、6盗塁、OPS1.382の大暴れ。アーノルドGMは「彼はスイングを変え、この12~18ヶ月ほどで急成長している」と新天地でのブレイクに期待を寄せた。

ブリュワーズは2021年途中から一塁のレギュラー格として起用されていたラウディ・テレズをノンテンダーFAとしており、来季の正一塁手が不在という状況に。アーノルドGMは「パワーのある左打者として狙っていた選手だ」と語っており、以前からバウアーズを正一塁手候補として考えていたようだ。バウアーズはすでにマイナー・オプションが切れているため、ウエーバーを経由せずにマイナーに落とすことはできないが、FAまであと3年保有できる選手である。

アビナは20歳の外野手で、2021年ドラフト14巡目指名でブリュワーズに入団。今季はマイナーA級で99試合に出場して打率.233、14本塁打、50打点、10盗塁、OPS.815を記録し、「MLBパイプライン」が公開している球団別プロスペクト・ランキングでは29位にランクインしていた。

サンチェスはベネズエラ出身の19歳の外野手で、今年2月に国際アマチュア選手としてブリュワーズと契約。今季はドミニカ共和国のサマーリーグ(ルーキー級に相当)で33試合に出場し、打率.297、0本塁打、19打点、8盗塁、OPS.860を記録した。

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