法律問題を身近に感じてもらおうと、日本司法支援センター(法テラス)に所属する弁護士が古典落語を題材にハラスメントなどの問題を解説する「法テラス寄席」が18日、大阪市で開かれた。参加した巽昌章弁護士は「どこからがハラスメントなのかは場合による。悩んだら相談してほしい」と呼びかけた。
落語家林家染二さん(62)が古典落語「皿屋敷」を実演。お菊は仕えた主人から好意を向けられるが拒み続け、ついには主人から「大事な皿を隠した」と身に覚えのない言いがかりをつけられ、殺されてしまう。
弁護士らはこの場面について「主人は度が過ぎた言動などパワハラの要件を全て満たしている」と説明した。