来週前半20℃超で寒さ緩むも…週末再び強い寒気流入で“冬の寒さ” 23日以降は全国的に天気大荒れか 日本海側は大雪のおそれも この先 “大きすぎる”寒暖差に注意

来週前半は20℃超も… “寒暖差が大きすぎる” 1週間に

18日(土)の中国地方は、山地ではまとまった雪となりました。気象庁のアメダス観測点では10センチを超える積雪を観測したほか、山地の道路では各地で積雪となりました。中国山地沿いを走る高速道路では冬用タイヤ規制となりました。

18日(土)は平地でも雪が降った所がありました。下関(山口)と松江(島根)で初雪が観測されました。下関は平年より22日、松江は平年より19日も早い発表です。この2地点の初雪観測は機器による自動観測で、降水現象を感知する感雨器という機器と、温度計や湿度計による気温や湿度の観測値を総合して雨・みぞれ・雪を判別しています。

一方で、広島など全国10の観測点(東京、大阪、福岡、仙台、札幌、新潟、名古屋、広島、高松、鹿児島)では、現在も「初雪」は気象台の職員が目視で雪またはみぞれが降っているのを確認した場合に発表となります。

18日(土)は福岡で「初雪」の発表がありました。平年より30日も早い発表です。

また、広島市中心部でも、JR広島駅周辺などでは時折みぞれが降っていましたが、広島市中区にある広島地方気象台周辺では観測されなかったため、広島での「初雪」の発表とはなりませんでした。

今回の寒さは18日(土)がピークです。19日(日)以降、中国地方の上空の寒気は抜けていくため気温は上がってきます。来週前半は平年よりも暖かい空気が入ります。最高気温は各地で20℃前後まで上がる予想です。

ただこの週間予報を見ると、来週後半に再びガクンと気温が下がっているのが気になると思います。

来週末に再び強い寒気が南下 全国的に大荒れで日本海側は大雪のおそれ

一方で、来週末になると、今回と同じ程度かもう少し強い寒気が流れこむ可能性が出てきました。気象庁が週間予報のために使っている資料では、24日(金)以降、北日本から西日本の上空には平年よりもかなり低い寒気が流れこむ可能性が示唆されています。

中国地方でも、24日には、上空1500メートル付近で-9℃以下の寒気が南下する可能性があります。今回の寒気で中国地方に南下したのはー6℃ラインでしたが、来週末に予想されているのはそれよりもう一段強い寒気となりそうです。再び山地を中心にまとまった雪となるおそれがあります。

週間予報の資料の中で、気象庁は防災事項として「23日から25日ごろにかけて、発達する低気圧や冬型の気圧配置の強まりにより、日本付近は荒れた天気となり、北日本や東日本日本海側では、大荒れや大しけ、大雪になる可能性もある」と記載しています。

この先の1週間も気温のアップダウンが非常に大きくなりそうです。体調管理には十分ご注意ください。

各地の週間の気温予報は

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