秋の味覚・サツマイモ『金蜜芋』の甘さは普通の2倍以上…名人が編み出した短期の熟成法を公開

タレントの長嶋一茂が11月18日放送の『満天☆青空レストラン』に初出演。MCの宮川大輔とともに千葉県香取市の名人のもとを訪れ、サツマイモ界のニュースターともいわれる『金蜜芋』(きんみついも)の甘さの秘密に迫った。

2人が訪れた千葉県香取市は全国有数のサツマイモ産地で、名人はサツマイモ農家の9代目。全国の焼き芋専門店で30万本を売り上げるほど大ヒットしたブランド『金蜜芋』を育てている。

ジャムのような甘さを持っていて、蜜が光り輝くことから命名されたそうだが、その甘さの秘密は収穫後に行う独自の熟成にあるという。

最高糖度が70度と聞いた2人は、「70度って聞いたことない」「果物でもない」と驚きの声をあげる。これは一般的な焼き芋の倍以上の糖度だ。

名人とともにサツマイモほりを体験

まずはサツマイモの収穫に挑戦。収穫するのは『紅はるか』で、なめらかな口あたりと強い甘味が人気のブランド。マイペースな一茂は、土の水はけのよさについて説明を受けていたはずが、「虫がいる」といきなり話を脱線させてしまい、宮川に「一茂さん虫大丈夫です。芋に集中していただいて」とたしなめられる場面も。「ごめんごめん、ちょっと趣旨もすぐ忘れちゃうから」と笑いを誘った。

大きなサツマイモが収穫できた

ほった芋は、このままでは『金蜜芋』ではない。ここから先こそが名人の腕の見せどころで、今回はその特別な熟成方法を全国放送で初解禁。

サツマイモが成長するためにエネルギーとして使われるデンプンは、収穫後に熟成することで糖に変わり、甘味が増すという。そこで、名人が試行錯誤をしてたどり着いた画期的な熟成方法というのが、土手を活かして作った土に囲まれた熟成庫。空調で温度や湿度を管理されている一般的な熟成庫とは違い、土の中と同じような環境で熟成するのがポイントだという。

熟成庫で熟成されるサツマイモ

一般的には熟成に150日かかるところを、この熟成庫ではたった40日で熟成が完了。長い時間置いておくと芋の水分が抜けてしまうが、短時間のために甘さに加えてジューシーさがまったく違うという。

名人が熟成を終えた芋を見せ、加熱すると色が変化するというと、実食を待ちかねた一茂が「いいね、やっと加熱する話まで来たね」とコメントし、宮川は「お待たせしました」と頭を下げた。

写真提供:(C)日テレ

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