蒸したて紅ズワイ 2時間で50匹完売 魚津、19日まで提供

 魚津産の紅ズワイガニを味わえる魚津市観光協会の特別イベント「魚津蟹(カニ)騒動」は18日、同市の海の駅蜃気楼(しんきろう)で始まった。雨風が吹く悪天候の下、予定の2時間で50匹が完売し、蒸したてを堪能する観光客でにぎわった。最終日の19日も予約分を合わせて約50匹が用意される。

 東京など県外や地元の客が蒸し器で蒸された紅ズワイガニを次々と買い求め、熱々の丸ごと1匹を楽しんだ。魚津市内の女性は「蒸しガニは初めて。ゆでガニより甘く感じた」と笑顔を見せた。

 魚津蟹騒動と銘打ったイベントは来年3月16日の北陸新幹線敦賀開業を見据えた誘客策で、ゆでたてを提供した2~3月に続く企画となった。協力した魚津漁協の濱住博之組合長は「関係団体が連携し、カニのシーズン中にイベントを継続できれば消費の拡大につながる」と期待を寄せた。

 販売は午前11時~午後1時。1匹3千円。

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