創価学会名誉会長の池田大作氏死去で注目集める「噂の1兆円」巨額遺産の行方

(写真:時事通信)

宗教法人創価学会は11月18日、池田大作名誉会長が15日夜に老衰のため亡くなったと発表した。95歳だった。

公表している日本での会員世帯数は827万で、公明党の支持母体として知られる創価学会。池田氏は最高指導者として、教団を飛躍的に拡大させてきた人物だ。

「池田氏が創価学会に入会したのは、19歳だった’47年。’60年に3代会長に就任すると、創価学会は’64年に公明党を結成しました。池田氏は海外布教や世界平和を目指す国際交流にも力を入れ、’75年に国際機構『創価学会インタナショナル』(SGI)の会長に就任。

中国の周恩来元首相や旧ソ連のゴルバチョフ元大統領など世界各国の要人と会談し、国外にも勢力を広げました。いまでは世界192カ国・地域に280万人の会員がいるといいます。池田氏は’79年に会長を退き名誉会長に就きましたが、大きな影響力を持ち続けました」(全国紙記者)

池田氏の死去を受け、岸田文雄首相(66)はXを更新。《池田大作氏の御逝去の報に接し、深い悲しみにたえません。池田氏は、国内外で、平和、文化、教育の推進などに尽力し、重要な役割を果たされ、歴史に大きな足跡を残されました。ここに謹んで御冥福をお祈りするとともに、御遺族の方々および御関係の方々に対し衷心より哀悼の意を表します》と、綴った。

立憲民主党の泉健太代表(49)も《創価学会池田大作名誉会長ご逝去の報に接し、心より哀悼の意を表します》と投稿するなど、政界からも追悼の声が上がっている。

そのいっぽうで関心が寄せられているのは、池田氏が有する“巨額遺産”の行方だ。

「国内外に大勢の信者を擁する創価学会では、“お布施”も年間で数千億円単位が集まるといいます。しかし学会が正確にどれくらいの資産を有しているかは、判然としません。

’95年11月には、当時自民党の衆院議員だった熊代昭彦氏(83)が学会の資産や税務調査を国会で追求したことも。『創価学会さんは不動産資産9兆円、流動資産1兆円というような堂々たるお力を持っておられるというようなことでございます』と、言及した記録が残っています。

また、昨年9月にも元信者でお笑いタレントの長井秀和さん(53)が、“池田氏は資産1兆円あると言われているが国税調査がなされていない”と街頭演説で訴えていました。

これから相続手続きが進められることになるでしょうが、日本最大規模の宗教法人の最高指導者の遺産がいったいいくらなのか。そして行方に、国民の関心が高まっています」(前出・全国紙記者)

“資産1兆円”とも噂される池田氏の遺産に、ネット上では様々な声が上がっている。

《正直、総資産が気になるお方です》

《池田大作の遺産は誰に渡るのか》

《これから池田大作の資産がどれ位だったのか明るみに出るのか注目している》

《10兆円と言われる教団と池田大作氏の資産の行方はどうにゃんのかにゃ…》

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