最も危険な交差点は? 茨城 22年、事故7件 大型車や自転車、交通量多く渋滞

四中入口交差点=水戸市住吉町(画像の一部を加工しています)

日本損害保険協会(東京)は2022年の「全国交通事故多発交差点マップ」をまとめ、ホームページで公開した。都道府県別に、人身事故が多かった交差点「ワースト5」を発表。茨城県内で、最も人身事故が多発した交差点は、水戸市住吉町の「四中入口交差点」の計7件だった。

同協会によると、過去5年間で、四中入口交差点はワースト5に入っていなかった。国道6号と市道が斜めに交わる交差点で、国道6号に右折専用車線がある。

平日、休日ともに交通量が多く、深夜や早朝に大型車両が頻繁に通行するのが特徴。近くに中学校があるため、登下校時は自転車利用者も多く見られる。朝夕の通勤、通学時間帯に渋滞する。

人身事故7件はいずれも軽傷で、右折直進事故と追突事故が各2件発生した。同協会によると、右折直進事故は、対向車線や対向横断の自転車の有無など、安全確認が不十分のまま進行したことが原因。追突事故は、運転に集中せず前方の注意を怠ったためとしている。

ワースト2位は3カ所。水戸市の「酒門町交差点」、同市の「浜田十字路交差点」、つくば市の「学園西交差点」で、各6件発生した。ワースト5位も3カ所で各5件だった。

同協会によると、22年の県内全人身事故は計6271件、死者は計91人、負傷者は計7699人。

県警交通総務課によると、21年にワースト1位だったひたちなか市の「孫目十字路交差点」は、22年は4件だった。

■茨城県内で事故が多かった交差点(日本損害保険協会調べ)
①四中入口交差点(水戸市)    7件
②酒門町交差点(水戸市)     6件
②学園西交差点(つくば市)    6件
②浜田十字路交差点(水戸市)   6件
⑤吾妻一丁目南交差点(つくば市) 5件
⑤一本松交差点(筑西市)     5件
⑤土浦市中貫2361番地1東側交差点 5件

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