不思議な看板建築【駅ぶら】06京王電鉄 京王線125 

※2023年6月撮影

トップ画像は、多磨霊園駅下りホーム駅名標。

駅は、1916年(大正5年)10月「多磨」として開業。1932年(昭和7年)12月「市公園墓地前」に改称。1937年(昭和12年)5月現在の「多磨霊園」に改称されています。明治時代から1943年(昭和18年)に東京都が誕生するまでは東京府東京市でしたから「市公園墓地前」だったのですね。多磨霊園は、2023年(令和5年)開園100周年です。

下りホームの新宿駅側に橋上駅舎があります。

※2023年6月撮

階上に上がって改札口を出ます。筆者が小金井市の実家から散歩で多磨霊園を通って多磨霊園駅まで歩いていた頃、改札口は上りホームの新宿側にあったと記憶しています。下りホームには地下通路がありました。

※2023年6月撮

改札の外から。

※2023年6月撮

きっぷ運賃表。駅番号は「KO 22」。

※2023年6月撮

南口を出ました。

※2023年6月撮

踏切の向こうに北口があります。

※2023年6月撮

「デンキ」と描かれた極度にシンプルな看板があります。何でしょう?

※2023年6月撮

普通に電気屋さんでした。しかし、正面、典型的な看板建築スタイルですが、建屋と看板部分がズレて奥側には空間があります。

※2023年6月撮

店の入口は建屋にあるので正面に対して斜めです。こんな不思議な看板建築、筆者は初めて見ました。

※2023年8月撮

北口に行きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)

© 株式会社エキスプレス