茨城・水戸東照宮 参道整備を記念 氏子ら祭礼行列

舗装された参道を練り歩く水戸東照宮の行列=水戸市宮町

宮下銀座で知られる水戸東照宮(茨城県水戸市宮町2丁目)の東参道の舗装整備完了を記念した祭礼行列が18日、東照宮周辺で執り行われた。氏子らが時代衣装に身を包み、参道や周辺の道路を練り歩き、沿道は多くの見物客でにぎわった。

東参道の舗装工事は約160メートルにわたって行われ、10月に完成。この日は氏子ら約250人が行列に参加した。

宮本章宮司は出発前、「町内が一つになって、行列ができることを感謝したい」とあいさつ。行列は午後0時半に出発し、三輪自動車「トゥクトゥク」を先頭に山車や子どもたちが続いた。鳥居をくぐって国道50号や舗装されたばかりの参道を練り歩いた。

沿道の見物客はスマートフォンやカメラを構え、行列の演者も手を振って応えた。

東照宮境内では、権現市も開かれ、野だてや野菜販売、歌のステージイベントも実施。そばや焼き鳥などを販売する屋台やキッチンカーも軒を連ね、多くの来場者でにぎわった。

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