埼玉県民の“満足度”“重要度”調査 満足度1位の項目は「豊かな自然と共生」 逆に下げ幅が大きかったのは「暮らしの安心確保」交通マナー不満か 県民が最も重要視したことは

埼玉県の政策、満足度60%

 埼玉県は17日、2023年度の県民満足度調査の結果を発表した。県5か年計画に掲げる12の針路ごとの「満足度」や「重要度」などについて調査し、「県の政策全般への満足度」は60.0%(前年度2.4ポイント減)だった。

 「満足度」の高い針路は上位から(1)豊かな自然と共生する社会の実現(67.7%)(2)災害・危機に強い埼玉の構築(64.8%)(3)未来を見据えた社会基盤の創造(60.4%)―となり、「重要度」の高い針路には(1)介護・医療体制の充実(51.0%)(2)災害・危機に強い埼玉の構築(49.1%)(3)県民の暮らしの安心確保(40.7%)―が選ばれた。

 県計画調整課は「下げ幅が大きかった項目は『県民の暮らしの安心確保』。新型コロナウイルス感染症の5類移行で人の動きが活発化し、歩道整備や交通マナーへの不満が顕在化したと分析している。子育て世帯の経済的な不満の声も多かった」と話した。

 調査は6~7月、県内に住む満18歳以上の5千人を無作為に抽出して実施。2263人から回答を得た(回答率45.3%)。

© 株式会社埼玉新聞社