沖工生”シェフ”出品料理を磨き上げ うまいもん甲子園決勝へ ホテル料理長がアドバイス

出品料理の「カレ沖そば」と付け合わせのパイナップルのアチャール

 「第12回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(主催・全国食の甲子園協会)の決勝大会に、沖縄県代表として出場する沖縄工業高校チームの応援企画「キリンチャレンジキッチン」が10日、那覇市の同校であった。生徒らはプロの料理人から指導を受け、出品料理に磨きをかけた。

 決勝大会に挑む生活情報科2年の安里世亜華(よあけ)さん(16)、真栄里羽愛(はあと)さん(17)、座間味明莉(あかり)さん(17)の3人は、8月の県予選でカレー風味の沖縄そば「カレ沖そば」で優勝。かつおだしが利いたカレー風味のスープが特徴で、パイナップルにスパイスで味付けしたインドの漬物「アチャール」を添えたメニューで臨む。

 この日は、県予選で審査員を務めた「ザ・ビーチタワー沖縄」の比嘉大樹料理長が指導。野菜の色合いを鮮やかに引き出す方法やスパイスの割合、盛り付けや料理の作業工程、「おわんを温めておく」「スープはプレゼンの後に入れる」などとアドバイスし、生徒らを激励した。

 座間味さんは「スープの後入れはパフォーマンスとしてもいいなと思った」、真栄里さんは「学んだことを生かし、県予選よりもいいものに仕上げて頑張りたい」と意気込んだ。安里さんは「優勝できるようチームワークを高め、決勝に臨みたい」と意欲を示した。

 決勝は26日、東京都で開かれる。

プロの料理人のアドバイスを受ける沖縄工業高校の生徒=10日、那覇市の同校

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