12月から「白ナンバー」の飲酒検査義務化、対応策を説明 横浜で三井住友海上がセミナー

飲酒検査の義務化を前に対応などを学ぶ参加者ら=7日、横浜市西区

 「白ナンバー」の車を業務に使う事業者を対象にアルコール検知器による飲酒検査が義務化されるのを前に、三井住友海上火災保険は、経営者や安全運転管理者ら向けに対応のポイントを解説するセミナーを同社神奈川支店(横浜市西区)で開いた。 

 白ナンバーは自社の業務のために荷物を運ぶ車両。12月1日に改正道交法施行規則の関連規定が施行され、白ナンバーを5台以上使う事業者などに対し、検知器によるドライバーの飲酒検査が義務付けられる。

 セミナーの第1部では、県警交通安全教育隊の清水美和さんが県内の飲酒運転による事故の発生状況や、改正道交法の内容について説明。

 第2、第3部では、同社スタッフが義務化への対応や社内周知の方法などを解説したほか、同社の専用ドライブレコーダー付き保険サービス「F─ドラ」なども紹介した。

 オンライン参加を含めて約110人が受講。参加者からは「検知器は全社員に渡しているが、就業規則への反映を進めていきたい」などの声が聞かれた。

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