メッツが右腕セベリーノに興味 2018年に19勝、ヤンキースからFA

今オフは複数の先発投手の獲得を目指しているチームが現時点で8つあることが報じられており、千賀滉大が所属するメッツもそのうちの1つである。まもなくポスティング公示される見込みの山本由伸の獲得に乗り出すことが確実視されているメッツだが、米メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースからFAとなった右腕ルイス・セベリーノにも興味を示しているようだ。近日中に契約交渉を行う見込みであることが報じられている。

現在29歳のセベリーノはメジャー3年目の2017年に14勝、翌2018年には自己最多の19勝を挙げ、2年連続でオールスター・ゲームに選出。しかし、2019年は右肩と広背筋の故障でわずか3試合しか投げられず、2020年はトミー・ジョン手術で全休となった。2021年は試運転で4試合だけ登板し、本格復帰のシーズンとなった2022年は広背筋の故障で19試合に登板にとどまったものの、7勝3敗、防御率3.18とまずまずの成績をマーク。ところが、完全復活が期待された今季は4勝8敗、防御率6.65と大きく期待を裏切った。

新たにデービッド・スターンズを編成本部長に迎えたメッツは、2024年を「移行期間のシーズン」と位置付けているとみられており、本命の山本以外の補強はバウンスバック候補などとの1年契約やマイナー契約で済ませる可能性もある。セベリーノもその候補の1人ということだろう。別のチームから複数年契約のオファーが届く可能性もゼロではないが、2024年にしっかり結果を残し、改めてFA市場に出るのがベターな選択肢と言える。

メッツは今季途中にジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーをトレードで放出し、シーズン終了後にはカルロス・カラスコがFAとなったため、今季開幕前に「最強ローテーション」として話題になった先発陣には千賀とホセ・キンタナしか残っていない。一応、タイラー・メギル、ジョーイ・ルケーシー、ホセ・ブットーといった先発候補はいるが、デービッド・ピーターソンは左股関節の手術で来季開幕に間に合わないことが確定しており、先発補強が急務となっている。

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