「応援してもらえるプロに」アマチュア優勝・杉浦悠太の一問一答

史上7人目のアマチュア優勝を成し遂げた(撮影/松本朝子)

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(19日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)◇晴れ(観衆6865人)

杉浦悠太(日大4年)が史上7人目(8例目)のアマチュア優勝を遂げた。単独首位から4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「71」でまとめ通算12アンダー。今季の賞金レースを引っ張る中島啓太と蝉川泰果を3打差で破った。以下は公式会見での一問一答。

優勝した気持ちは
「本当にうれしいです」

後続に4打差をつけてスタート
「『4打差ある』といろんな方から言ってもらったが、4打差に感じなかった。差がないような気持ちでプレーした」

4打差のままハーフターン
「きのうまでの3日間も、きょうの前半も、すごく良い状態で緊張した中でもすごく良いプレーができていた。攻め方を変えずに自信を持っていきました」

11番でダブルボギー、12番はボギーにした
「2ホールで2打差になった。緊張は止まらなかったです。13番のティショットも緊張しましたけど、次の14番のティショットの方が緊張した。

緊張の最終日だった(撮影/松本朝子)

16番でバーディを決めた
「セカンドショットが(ピンそば)1mくらいについたが、短い1mも本当に入るか分からないと緊張していた。バーディを獲れてやっと緊張が取れました」

優勝を確信したのは
「18番(パー5)の3打目がグリーンにのった時。何が起こるか分からないし、本当にちょっとしたことで逆転されてしまう。気を引き締めてプレーしていました」

最終日最終組のプレー
「初めてだったので、朝ごはんがなかなか(口に)入っていかないような。緊張しているつもりはなかったが、体が緊張していると伝えてくれた。実際に始まってからのほうが緊張が少なかった」

アマチュア優勝は史上7人目
「ダンロップフェニックスは松山(英樹)さんや海外の招待選手、メジャーを勝っている選手が優勝している大会。これからも頑張りたい。(今後は)まずはプロとして1勝目を挙げることが目標です」

応援してもらえるプロに(撮影/松本朝子)

ゴルフを選んだきっかけは
「楽しかったのが一番。野球を小学校6年間やった。それも楽しかったが、ゴルフがどんどん上達して楽しみを覚えた。野球やりながら、(将来は)ゴルフが良いなと小学校の時も思っていた」

プロゴルファーを志したきっかけ
「小学生の時、石川遼さんがツアーで何度も優勝しているのを見てカッコいいなと思った。(石川発案のジュニア大会で優勝)3会場でやっていて、優勝が決まった時に初めてお話しさせてもらった。ずっと憧れの選手だったのでもう話せたのがすごくうれしかったです。(ツアーでは)そう言った選手たちに勝たないと優勝できないのでまずは本当にうれしい」

将来はどんなプロゴルファーに
「今回出場していた松山選手や同組だった中島選手はギャラリーの数が本当にすごい。応援してもらえるゴルファーになりたい」

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