貴景勝3敗、横綱昇進厳しく 平幕の一山本が1敗で単独首位

貴景勝(右)と激しく攻め合う朝乃山(左)。この後、下手投げで破る=福岡国際センター

 大相撲九州場所8日目(19日・福岡国際センター)3大関は先場所優勝の貴景勝が左脚痛から復帰した朝乃山の下手投げに屈し、2連敗で3敗目となり、場所後の横綱昇進は極めて厳しくなった。豊昇龍は錦木の小手投げに屈して2敗目。霧島は小結北勝富士を送り出して2敗を堅守。平幕の一山本が1敗を守り、単独首位に立った。

 3関脇は総崩れ。琴ノ若が正代に寄り切られて2敗目を喫した。大栄翔は小結阿炎に屈して3敗目、若元春も豪ノ山に敗れて5敗目となった。

 一山本を、1差で霧島、豊昇龍、琴ノ若ら9人が追う。十両は琴勝峰、大の里、紫雷が6勝2敗でトップ。

© 一般社団法人共同通信社